おいしいミニ炊き出しとは?
このプロジェクトは、2016年熊本地震の際に、神奈川県川崎市から支援物資を送り、その後の交流を重ねていく事で生まれました。
「支援する」「支援される」それぞれの「気づき」を次に活かせれば、災害からの復興ももっと早く出来る。そう考え、いざという時、動揺して困ってしまっている時でも、停電でインターネットが出来なくても、手元で見て、まず食べて、生活を再建していくための1つのツールとして、書籍にしたい。その想いから、クラウドファンドのプロジェクトを通じ、レシピブックの形で制作し、2018年の春に発売することができました。
「ミニ炊き出し」とは、書籍を作っていく中で、出てきたキーワード。
熊本地震の直後、在宅避難をしながら家庭用鍋ふたつ程度のご近所レベルの炊き出しを始め、その活動はやがて地域が支えあう力になっていく。という話を聞きました。一般に「炊き出し」といえば、避難所で大きな鍋に大勢が並ぶ光景がイメージされますが、この炊き出しはいわば「ミニ炊き出し」。
地域の連携を深めた彼らの活動に触れ、「ミニ」という発想が防災・減災にとても重要なポイントになると思い、「ミニ炊き出し」を日常的に楽しみ、「災害時の実践力を身につける」という事を軽やかに実践する。そのことを、私たちは「おいしいミニ炊き出し」と名付けて活動を始めていきます。
おいしいものを食べると幸せな気持ちになりますよね。
みんなで食べるとさらに温かな気持ちになりませんか?
そして、小さなことでも連鎖すると大きな力に変化するんですよ。
「おいしいミニ炊き出し」、楽しんでみませんか?
おいしいミニ炊き出し レシピブック
【発行者】おいしいミニ炊き出し レシピブック制作実行委員会
【発売日】2018年4月14日
【サイズ】A4版/100ページ
【価 格】1,430円 購入はこちらから
CONTENTS
・-巻頭対談- “減災は発想の転換から”
<レシピ>53品
・発災からの環境変化に合わせて5つの区分で紹介
-直後(柔らか生姜きつねうどん など7品)
-緊急(雑穀とわかめのおじや など12品)
-応急(豆腐のごまドーナッツ など10品)
-復旧(回鍋肉+中華風コーンスープ など19品)
-復興(サルシッチャ風 など5品)
・常備しておきたい食材
・調理方法も一工夫!
・盛り付けの工夫でホッとひと息を
・ふだんから楽しめる「おいしいミニ炊き出しパーティー」
<コラム>
・カセットガス1本でどのくらい料理ができるか?
・熱血消防団班長が語る「食」
・料理にも生活にも必要な「水」の確保は?
・「惨事ストレス」と心のケア
・避難所でビアガーデン、笑顔でストレス解消
・支援がそのまま発災時の学びに─熊本地震と溝の口
・溝の口減災ガールズ誕生!-減災ガールズレシピ-(13品)
・避難所で“内閣府制度”それって何?!
・満田さんの「ミニ炊き出しメモ」
・災害時のお金と手続き
・知っておきたい「私の町の災害リスク」
・非常時、炊き出しに便利なグッズ
購入はこちらから
・創業1748年 さくらんぼ県の防災やさん にしや
※身近な人への贈り物になる、防災ボックスもおすすめです!
レシピブックでご紹介しているお料理(一部)
おいしいミニ炊き出しをもっと気軽に。
「おいしいミニ炊き出しパーティー」を楽しもう!
地震が起きたとき、「とにかく元気を出すためにも食べよう」とふた家族でごはんを食べはじめたのがきっかけではじまった「ミニ炊き出し」。ふだんから、ご近所の方など身近な人と一緒に楽しくごはんを食べることは、いざというときに役立つ経験になるかもしれません。気軽に、休日を楽しむアイデアとして「おいしいミニ炊き出しパーティー」を開いてみませんか? このレシピブックのメニューを作るだけでなく、「あるもので何を作る?」とアイデアを出し合って時間をかけずに作って味わうのもおすすめです。
こんな時にいかがですか?
ごはん会
ご近所の仲間や友人と食材を持ち寄って料理をしてみませんか? おつまみだったら? ごはんものだったら? 楽しく決めてみましょう。
バーベキュー・キャンプ
アウトドアでは、余った食材で何を作れるのかを考えてみるのも、おもしろい試みです。ゴミも減らせて一石二鳥ですね。
地域の集まり
自治会、子ども会などの集まりでは、ゲーム感覚でメニューを決めて料理をする企画にしてみませんか? 多世代で考えると意外なメニューが出てくるかも?
ミニ炊き出しパーティーを楽しむポイント
まずは身近な人と一緒に!
友人、近所のお知り合いなど、まずは身近な人とやってみよう! いざというときに…近隣への声がけにつながるかも?
食べたい食材を持ち寄ろう!
1人1品、食材を持ち寄って、作るメニューを考えよう!いざというときに…協力し合いながら料理を作る経験が役だつかも?
シンプルに調理!
楽しく味わうために、時間をかけずシンプルに調理しよう!いざというときに…時短調理でガスなどの節約になるかも?
食器をセレクトしよう!
使う食器も最小限のものを選んでみよう!いざというときに…洗いものを少なく。節水につながるかも?
楽しい&おいしいはシェア!
楽しい、おいしい瞬間はシェアしよう!いざというときが来る前に…「ミニ炊き出し」を楽しむ仲間が増えるかも!?
#ミニ炊き出し
やってみたら是非SNSでも広めてみてください。おすすめハッシュタグは #ミニ炊き出し です!
地域団体、企業等のみなさまへ(出張講座、ワークショップについて)
「ミニ炊き出しのワークショップをやってみたい」「防災や減災への備えについて聞きたい」という地域や企業の方々向けに、本書を活用した専門家による防災講座、料理ワークショップ開催のお手伝いにうかがいます。お気軽にご相談ください。
おいしいミニ炊き出しニュース
お問い合わせ
メール: info@mini-takidashi.jp へお問い合わせください。